校長室から

校長室から 2学年「沖縄修学旅行」その6

2学年「沖縄修学旅行」の様子を随時お伝えしています。
11月25日(月)修学旅行2日目の午後の日程はソーキそば(沖縄そば)の昼食をとった後は、沖縄戦において住民や日本兵の避難場所として、また野戦病院として利用された自然洞窟(ガマ)の見学に向かいました。
今回の修学旅行では、クラスごとに沖縄南部にある「糸数アブチラガマ」「イリュージガマ」「クラシンジョウガマ」の3箇所のいずれかの見学となりました。
「糸数アブチラガマ」は、沖縄戦時、もともとは糸数集落の避難指定壕でしたが、戦場が南下するにつれて南風原陸軍病院の分室なり、その後は軍医、看護婦、ひめゆり学徒隊が配属され、全長270mのガマ内は600人以上の負傷兵で埋め尽くされたそうです。
ガマを案内してくださったガイドさんが戦時下のガマの内部の状況を丁寧に説明してくださり、想像力を働かせて極限状態におかれた住民や軍医・看護婦等に多少なりとも思いを寄せることができました。
生徒たちは今回のガマ入壕体験によって平和について改めて考えるとともに、沖縄戦について語り継いでいくことの大切さを強く感じていたようでした。