演劇部News

2019年5月の記事一覧

2019年5月10日

西部B地区春季演劇祭に参加しました!

 所沢・入間地区の高校演劇部15校による「西部B地区春季演劇祭」が、4月20日(土)・
21日(日)に所沢中央公民館で開催され、本校は20日15時40分から、「ファミリードリーム
宝くじ」(松本陽恵・生徒創作)を上演しました。
【物語】福永家の4人姉弟は崩壊の危機にありました。長女でOLの祐子はクラブで知り
合った男に100万円も貢がされたあげく捨てられ、長男・ハジメは大学受験に失敗した
ショックで6年間も引きこもり、国立大学に通う次男の誠はハジメの使い走りをさせられて
います。次女で高校3年の亜耶子はそんな姉・兄たちに愛想を尽かし、小説家になること
を夢見る文学少女。亜耶子は姉弟の中でただ一人、この家に住み着いた座敷童・童子
(わらこ)の姿が見え、話をすることもできるのでした。姉弟の惨状を見かねた童子は一念
発起し、「年末ファミリードリーム宝くじ」を姉弟に大量購入させ、座敷童の能力で1等・7億
円をハジメに当選させ、やる気を引き出す計画を立てますが…。

 
 童子の思惑は外れ、1等は亜耶子に当たってしまいます。醜い奪い合いを演じる他の
3人。挙げ句の果てに当たりくじはぼろぼろに破れ、事態は元の木阿弥に。他の兄妹たち
が愕然とする中で、誠は大きな決心をします。 「姉ちゃん、変わろう。このままじゃだめ
だ。」部屋でふて寝を決め込むハジメに、誠は自分の正直な思いを語ります。

 
コミカルな演出の中にも家族愛をにじませた心温まる上演で、多くの皆様に好評を
いただきました。ご鑑賞していただきありがとうございました。